はるかなるサンエルデーケーに捧ぐ

あおな

「読書の秋」コミック編第5弾〜。
コミック紹介も中盤戦、ここからしばらくは比較的マイナーな作品
いやいや、弩マイナー作品...これも違うかな
愛すべき弩マイナー作品...これだ!
を紹介していきたいと思います〜。
もしも知っている作品が出てきた人は一緒に歓喜してください♪
まず一発目は

yoyogi.jpg
『上原よよぎ物語』(作者 大前田りん)
1986年11月号から1988年9月号にかけて雑誌「ポップティーン」にて連載されていた作品。

いきなり「誰やねん!」って声が聞こえてきそうですが
これがなかなか侮れません
作者は「りぼん」から前田由美子名義でデビューしてたんですね。
その後、大前田りんにペンネームを変えて
いくつか作品を発表しています。
ちなみにこのペンネームには
江戸川乱歩的なネタが仕込まれてるんですが
気づかれましたか?(すっと早口で読んでみるとすぐわかるかも)

内容の方は
中退ムスメのよよぎと、ホンマモンの○ヤのヤマトと、
おぼっちゃま育ちのゾク、カキオが、
ハチャメチャなストーリーで笑わせます。
よよぎとヤマトとカキオのホントーの関係は、じつは...。

若干ノリとテンポで押し気味な点と
現在の目で見るとやや古臭い(お約束的な)ストーリー展開は
ベストというには難がありますが
ポップな画風(当時としては)にマッチした登場人物と
ややアダルト(これまた当時としては)な作風は
昨今のライトノベル系?アキバ系?作品に繋がるものも感じられ
ちろっと早すぎた佳作って言葉がしっくりくるかもです。

さしずめ今なら「よよぎちゃん萌え〜!」「よよぎちゃんマジ○○」
なノリは確実でしょうからね...^^;

連載当時のライトポップカルチャーの風を
さらっと味わうには良い一作かも。

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コメント(1)

スゴイ絵ですね
90年代っぽいコミックの歴史を感じる装丁です

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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