嵌まると一生遊べます vol.12

あおな

今回は前回から引き続き、キャラクターの成長について
前回の説明だけでは

連続して同じキャラクターで遊び続けないとキャラクターの成長って意味ないの?
ゲームとゲームの間が開くとそれまでのストーリーや行動を忘れちゃうかも?

って疑問や不安が出てきますよね。
確かに一昔前のゲームでは
ストーリーの明確な区切りやゲームの終了条件が明記されてなく
GMの判断や、その時の状況により「今日はここまで続きは次回に〜」
って感じでなんとなく終ってた(終らせてた?)のですが
最近のゲームは1ゲーム1シナリオ
シナリオの終了条件が満たされたところでゲーム終了
と、ルール的にもしっかり明記されるようになり
ストーリー的に中途半端な所で「次回に〜」ということは無くなりました。
終了条件が満たされなかったとしても
別の終了方法(巷で言うバッドエンド)となるだけで
ゲームそのものはひとまず終了します。
イメージとしては、某お約束時代劇のように
1話完結型のストーリーにシナリオ自体が作られており
1回のプレイで1話分を遊ぶって感じになります。
事件が解決できるかどうかはプレイ次第ですが^^;
で、キャラクターの成長はこの各話の間に行われることになります。
あ、ちなみに
通常TRPGの1セッション(TRPGでは1回のゲームプレイをセッション単位で表します)は
シナリオにもよりますが普通3〜4時間、
キャラクター作成から始めると5〜6時間、
初心者ばかりでのプレイだと+2時間位かかります。
ほぼ1日1セッションって感じです。

これでもまだ
「同じキャラクターで遊び続けないと...」って疑問は残ると思うのですが
こちらの方は確かに同じキャラクターで続けて遊ぶことにより
キャラクターも成長していくっていうのが基本なのですが
なかなかこれが難しかったりすることはあります。

と、ここで話が逸れますが、
今TRPGって実際どんな状況で遊ばれているのかって点を少し、
学生の部活動やサークル活動は別(ほぼ毎日遊んでるでしょうから)として
多くのプレイヤーは友人(それまでの付き合いや交友関係で趣味の合う仲間)との
カジュアルプレイ(数ヶ月に1回とか半年に1回とか)か
ゲームを出版している企業が開催するゲームコンベンション等に参加して
ゲームセッションに参加する
または、ゲームサークルやゲームショップが主催のイベントに参加してそこで遊ぶ
これらが主なプレイ環境だったりします。
(ネットを介して(チャット上で)オンラインで遊ぶオンラインセッションも多いのですが、ここでは割愛)
当然これらでは友人とのカジュアルプレイを除き、
連続したストーリーは殆ど不可能
1回1回別々のシナリオで遊ぶことになるでしょうし、
カジュアルプレイでも年に数回単位の集まりでは
なかなか連続したシナリオをやるのは難しかったりします。
(新作ゲームが出たりするとそっちやりたくなったりしますしね^^;)
そんな訳でなかなか同じキャラクターで連続して遊ぶ事ってないってことに...。
ほらやっぱり成長できないんじゃない!って声が聞こえてきそうですが
そこはTRPGも日々進化してます(大袈裟な^^;)。

前回ふれた「キャラクターの成長は=プレイヤーの(ゲームプレイにおける)成長にも繋がる」の部分がポイント。
確かにキャラクターはともかく遊ぶ 回数を重ねると
プレイヤー自身もTRPGに慣れプレイング技術が向上し
キャラクターのロールプレイも上手くなり
よりゲームを楽しめるようになっていきます。
この部分をシステム的に取り込み
キャラクターの成長と結び付けてルール化がなされました。
即ち、キャラクターが得た経験値は
プレイヤー本人の経験値としてポイントが与えられるのです。

例えばYさんの場合
友人とのカジュアルプレイで遊んだAというキャラが
その日のセッションで20ポイントの経験値を得たとします。
その20ポイントはYさんに与えられます。
後日、Yさんがイベントに参加して
そこでBというキャラを演じ30ポイントの経験値を得ました。
これでYさんは合計50ポイントの経験値を得た事になります。
しばらくし て、また友人と遊ぶ機会があり、
この時はCというキャラを新たに作って遊び、得た経験値は10ポイントでした、
この日は早めにセッションが終り時間もあるので
もう1セッションやろうって事に
それならキャラを成長させようってことで
各人自分のキャラクターを成長させます
ここでYさんはCのキャラクターが60ポイントの経験値をもっているものとして
成長させる事ができるのです。
もちろん60ポイント全部をCのキャラクターに使用しなくてもいいですし
Cのキャラクターに20ポイント使用したとすると
また後日、別のキャラクターを作った時に残りの40ポイントを
そのキャラに使用する事も可能です。
はたまた、なにかの機会でAのキャラクターを使う時があれば
Aのキャラクターにポイントを使用してもいいんです。
もちろん連続して同じキャラクターで遊べる環境にある人は
同じキャラクターにどんどんポイントを注ぎ込めばOK。
要は同じゲーム内なら、どのキャラクターを成長させても問題ないということです。
こ のシステムを使うことで
今のプレイ環境と「同じキャラクターで遊び続けないと...」って問題を上手く処理しています。
実際キャラクターも成長するけどプレイヤーも成長しま すからね!

っと、またまた非常に長くなってしまいました...。
ということで今回はここまで。
いよいよ嵌まるとシリーズも大詰、
次回はキャンペーンプレイについてふれたいと思います〜。

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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