嵌まると一生遊べます vol.10

あおな

今回はGMの役割(楽しみ)について、ということですが。
役割についてはこれまでの説明で
かなり触れられている部分もありますので
今回は楽しみの部分に重点を置いて進めていこうかなと思います。

TRPGの、そしてプレイヤーの楽しみとして
「皆で物語を作っていく」「キャラクターを演じる」ってことがあるのは
これまでにも話してきた通りですが、
同じようにGMにも「作る」楽しみ「演じる」楽しみは確かにあります。
シナリオに登場するPC以外のキャラクターは
(TRPGではこれをNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と呼びます)
すべてGMが動かす(演じる)ことになりますし
シナリオのキーとなる登場人物は
PCと変わらない設定や役割を与えられているので
個々のキャラクターを演じわけ、プレイヤーにその人物を印象づけたりする作業は
(悪役ならより嫌われるよう憎まれるよう、ヒロインならより愛らしく好かれるよう。とか)
難しくもありますが、また楽しくもあるものだと思います。

ただ、それ以外にGMにはTRPGの楽しさ面白さに嵌まる部分があります。
それは「創る」楽しみ。
今までの説明でもわかる通り、TRPGを遊ぶにはシナリオが必要です。
ほとんどのルールブックには購入した後、すぐにゲームを遊べるように
何本かのシナリオが附属していたり、
ルールブックとは別にゲームのシナリオ集が出ていたりしますが
それでも継続してゲームを遊んでいれば
シナリオが足りなくなってしまうことはよくあります。
また既製のシナリオでは物足りなくなってきたりした時にどうするのか?

自分達でシナリオを作るしかないですよね。
そうです
このオリジナルのシナリオを作るのがGMの役割であり
最大の楽しみでもあるのです。
物語のプロットを考え、登場人物を設定し、
最終的なキャラクターの目的や目標を決めて
その障害となる罠や状況を作り出していくのは、
まさに「創る」面白さがたくさん詰まっています。
ゲームによっては物語の舞台となる街を国を、
果てはひとつの世界をまるごと創ることも可能です。

え? でも、プロットを考えたり街をつくるってすっごく難しい作業なのでは?

その点は大丈夫、ルールブックにはシナリオを作る時のテンプレートが示されており
最初のうちはそのテンプレートを埋めていけば
簡単なシナリオが完成するようになっていたりします。
そこから徐々にGMのオリジナルのアイデアや設定を増やしていけば
自然とシナリオ作りのコツが分かってくるようになっています。
そうなれば後はGMの自由!
プレイヤーをアッと驚かせる大どんでん返しから、
キャラクターがまさに息をしているように感じられる世界に、宿命のライバルまで
「創る」楽しさは無限に広がります。
さああなたもGMをやってみたくなりませんか?

っと、またまた長くなってきたのでキャラクターの成長は次回に持ち越しで〜。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 嵌まると一生遊べます vol.10

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://115.146.2.15/cmt/mt-tb.cgi/365

コメントする

携帯用QRコード

携帯サイト用QRコード
このQRコードから携帯サイトをご覧いただけます

About me

プロフィール画像
制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

Calendar(カレンダー)

Add Clips(アドクリップ)