まぼろしの薩摩切子

あーやん

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(左)藍色被船形鉢  (右)藍色被栓付瓶

薩摩のガラス製造は
イギリスやボヘミアのカットガラスなどを参考にして製造されており
薩摩藩主:島津斉興(なりおき)によって始められました
次の斉彬(なりあきら)の代で飛躍的な成長を遂げますが
斉彬の死、薩英戦争のガラス工場破壊で
急速に衰退してしまいます
この展覧会では、徳川家や篤姫らに献上した作品なども集め
薩摩切子の歴史とともに展示しています

はっきり申しますと...
こういった伝統技術は
はるかに今の方がキレイで繊細ですw
伝統の文様を引き継ぎ
昔にはない機械など使っているので当然のことです
色(とくに藍色)は申し分なく深くてキレイだけど
模様や全体のカタチがゆがんでいたり
ガラスがくすんでいたり...
百均においてありそうなくらいのレベル(ごめんなさい...w)
すごいキラキラをイメージしていただけに
「まぁ、そりゃそうだよな...」と少しザンネンなキモチもありましたが

今の技術の基盤を作ったものが確かにそこにはあって
粋を感じることができました♪


kurowain.JPG
現代に戻りまして...w
コチラは新作・薩摩黒切子シリーズのひとつ
ワイングラス¥157,500−
黒切子はいつか必ず手に入れたい!!

この深い黒を出すのは非常にむつかしいと言われており
ほかの色よりも作業が2〜3倍
完全受注で出来上がるまで3ヶ月もかかります
でも、費用も時間もかけるだけの美しさがありますよね

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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