ボードゲームしよ。vol.9

あおな

今回もコンポーネントが秀逸で、さらに単純だけど盛り上がる。
ボードゲームの面白さが詰まった作品をご紹介〜。

「皆の思惑が錯綜するマニラの闇市場」

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タイトル:マニラ(原題:MANILA)
作  者:Franz-Benno Delonge
人  数:3〜5人

ダイスギャンブル系ゲームの良作。
多くの商船で賑わう19世紀の貿易港マニラ。
プレイヤーは貿易商人となり
積荷を満載した船が港を目指してくる中
次々と権益を主張していきます。
どの権益に狙いをつけるか?どの行動が最善か?
状況は刻一刻と変化していきます!
有利と思えた権益も、運命のいたずらでたちまち転落する羽目になるかも...。

プレイヤーが選択できる(賭ける対象)行動には以下のようなものが
貿易船船員:船が無事港に着いたら給料が貰えます。
港湾作業員:船が着いたら荷降ろしを手伝って給料を貰えます。
造船所:難破した船を修理し給料を貰います。
水先案内人:船を案内します。前進させたり後退させたり。
保険代理人:保険会社です。船に事故が起きた場合は損害保険を払いますが無事なら掛け金を貰えます。
海賊:船を襲って利益を得る悪党です。

要は毎回どこが一番儲かるかを予想し
ビット(行動を選択)していくような感じになるのですが
単純なルーレットゲームとは違い
誰もが自由に好きな行動に賭けられる訳ではなく
賭ける順番やその時の状況により儲けの倍率が違ってきたり
そもそも枠が人数分なく早い者勝ちだったり
いやいやそれ以上に、親(誰が親になるかは毎回競りによって決まります)になれば
ある程度確率を操作できたりと
プレイヤーの思惑が飛び交います。
その他にも積荷となる「ナツメグ」「絹」「人参」「翡翠」の相場が
株券購入(親になると購入できます)と相まって重要だったりしますが
最終的に一番多くお金を所持しているプレイヤーの勝ちってわけ。

ですが最終的に何が一番儲かるかはダイスの出目次第!
いかに思惑通り進んでも、逆にギャンブルに走って大穴を狙っても
結果はダイスの神様ぞ知るなのですw
とにかくダイスを振るたびに一喜一憂でき
場が大いに盛り上がること間違いなし。
ダイス運とビット(選択)時の仕掛けが絶妙に合わさった一品です。

それでは恒例の奥様一言シリーズで〆を〜。
「5を出すときは、こう左手に乗せて、この角度で、テイ!!」w

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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