ボードゲームしよ。vol.6

あおな

軽めのゲーム紹介が続いたので
ちろっと趣向を変えて
前回は「世代を越えて楽しめる」のがボードゲームの魅力のひとつって話でしたが
今回はその真逆、
大人の為の大人なゲームをひとつ紹介してみましょう〜。
勝つ為に、そしてゲームを楽しむ為にはあらゆる努力が必要かもw
とにかく気に入れば
どっぷりディープに嵌れる事間違いなし
ゲーム(人間)の奥の深さを思い知らされる一品です。

「あらゆる社会の縮図がボード上に」

dip01.jpgdip02.jpg

タイトル:ディプロマシー(原題:Diplomacy)
作  者:Allan B Calhamer
人  数:2〜7人

マルチプレイ(多人数プレイ)交渉系ゲームの極右。
ボードゲーム四大聖典のひとつ。(モノポリー、リスク、ディプロマシー、アクワイア)

プレイヤーはそれぞれ、
第一次世界大戦前夜のヨーロッパ列強の国家元首となって
ヨーロッパの覇権を争います。

ルールは単純、
ゲーム開始時に与えられた軍隊コマ(各国それぞれ3個、ロシアのみ4個)を動かして
勝利条件となるエリアを獲得していき
最初に18ヵ所のエリアを獲得したプレイヤーが勝ち。

各コマは、1回の移動で隣接する1エリアにしか移動できません。
あと、軍隊コマには、陸軍コマと海軍コマの2種類があり
当然、陸軍コマは海(海上エリア)には入れませんし、
海軍コマは内陸エリア(海に面してないエリア)には入れません。
移動の他には、別のコマの移動を支援したり、輸送したりすることもできますが、
ややこしくなるからここでは割愛^^;

このゲームで肝心なのは
このコマの移動や行動を
毎回全員が紙に書いて(プロット)一斉に公表し、
各コマの移動の成否を決定するって事
そして1エリアにはひとつのコマしか存在できないってルールがあり
移動前の各国(プレイヤー)の交渉は熾烈を極めます。
なんと、ルールでもこの交渉時間が明確に設定してあり
ゲームの最初に30分、
各回の最初に15分ずつ交渉タイムがあります。
その他にもゲーム中はいつでも好きな時に好きなプレイヤーと
好きな方法で交渉を開始してよいということになっており
密談筆談なんでもあり、まさに「会議は踊る」状態ですw
勿論、同盟・取引・条約・密約から
中立・不可侵・流言・虚言そして「裏切り」となんでもあり、
最初に大人の為の大人なゲームって書いた意味が
ここで理解して貰えたかと。

とにかく戦略性と交渉・プレイヤー間の駆け引きが全て
ダイスやカードといった運の要素一切なし(但し突き詰めると運ゲーw)のガチンコゲー。
プレイ時間もプレイ内容もずっしりヘビーなディプロマシー、
ゲーム好きなら一度はプレイしておくべきかもしれません。
そして、「こりゃ合わない!」って感じたなら
二度と手を出さないように
「これこそ俺の求めていたゲームだ!」って感じた人は
どっぷりその世界に嵌って下さいませw

と、いつもなら
奥様一言シリーズで〆な訳なんですが、
一緒にプレイしたこと無いんですよね、
誘っても断られます^^;
「いや、それ(ディプロマシー)だけは手を出したら(一緒にプレイしたら)アカンって決めてるしw」

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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