何故ギタリストはティロリロギュウィ〜ンしたがるのか!?

ぐっさん

皆様こんにちあ。

早速ですが、洋楽邦楽問わず
有名なギタリストが在籍するバンドの曲で、
間奏や後奏でギタリストがティロリロ長くて
間延びしてしまう曲が多い、と言うことを聞いたりします。

さて、そのことがいったい何故起きてしまうのか...
ギターを演奏する側から答えさせていただきます。

邦楽でその傾向が強いバンドとして必ず名前が挙がるのは...
B'z、でしょうか。


...長い、ですかね。

洋楽でこれくらいの長さはハッキリ言ってザラ、です。
しかもこの後奏の時間くらい長い間奏も、ザラです。
ではなぜ日本では「
長い」、と言われてしまうのか。


ギター奏者から言わせてもらうと、
間奏や後奏はギターが「歌っている」のです。
エレクトリックギターには非常にトリッキーなテクニックが山ほどあり、
そのテクニックによって更に感情豊かに「歌わせる」
ことが出来ます。
ギター奏者にとって間奏は、ヴォーカルに取って代われる『見せ場』になるワケです。

カンタンに言います。ギター奏者は『
もう一人のヴォーカル』なのです。
メインヴォーカルが歌っている間は『
バックコーラス』であり、
間奏が、ギター奏者を『メインヴォーカル』へと
スイッチしてくれる時間帯なワケです。
もちろん楽器が違えど、その現象は生じます。

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ここで本題の、間奏が「長い」と言われてしまう理由を
ぐっさんなりに考えてみました。
そして導き出された答えが、日本が『
カラオケ大国』であるということ。

カラオケに一人で行くことはそうありませんね。
ということは、数人で歌う順番を待つことになります。
順番を待つ人たちにとって、前の人の歌なんてあまり興味ありません。
次に何を歌うか、予約はキチンと入っているかなど、
今か今かと自分の番が来るのを待っている状態です。
...なのに前の人がやたら長い間奏の曲を歌ったら、
あなたはどう思うでしょうか。

答えはリモコンの『演奏中止』ボタンに指を当て待機、
あわよくばスイッチオン! と思ってしまうのではないでしょうか。
間奏が長いと、待ち時間もその分長く感じてしまいますし、
歌えないフラストレーションも積もります。
...あくまでこれは、ぐっさんの勝手な見解です。

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さて、ここでカラオケという定義から一歩外れて、
ミュージックプレイヤーで、移動中にイヤフォンしながら
曲を聴いている自分を思い浮かべてください。

周囲に人はまばらです。
あなたは歌いたい衝動に駆られ、
周囲を気にしながら小声で歌っています。
そうしながら歩いていると見晴らしの良い場所に辿り着きました、
人の姿も見あたりません。
そんな気分良く歌える絶好のシチュエーション時に、
曲が間奏に入ってしまいました。
あなたはその間、何をしますか。

エアギター? ギターのフレーズに合わせて鼻歌?...
ギターキッズならソロに合わせて運指?

上記のように溢れる様なギターフレージングを楽しめた方は、
ヴォーカルと同等にギターソロも楽しめています。
もしくはギターキッズかな。

早送りと答えた人は、ギタリストにとって非常に残念な選択です。
しかし早送りでも間違ってナイです。
ただ、間奏こそが聴きたいというギターキッズもいますので、
全くのムダ、とは言い切れないワケですョ、はい。

ギターソロはギターキッズへの
アピールタイムと捉えてもらって
問題ありません。
「おれはこんなん演(や)れるゾ」ってね。
ギター奏者は、間奏を使って後世に技術を伝承しているってこと。
「おれはあの人の影響を受けました」と言ってもらえる様に...

...これもぐっさんの勝手な見解なワケですケド。

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結局、弾く側からしたらライブの構成上、
ヴォーカルを休憩させる時間に充てるため、と言えますし
上記で述べたように自己主張であったりするワケです。

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制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

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