「最後のマンガ展 大阪版」レポート

あーやん

昨日、会社の仲間と一緒に
最後のマンガ展 大阪版」にいってまいりました!!

最後のマンガ展2.jpg
エントランスにて 7.4×6m

ご存じの方も多くおられるでしょうが
彼はマンガを描く道具に筆を使っています
美術史家が「第2次大戦以降、これほど筆が引ける日本画家はひとりとしていない」
と言わせたほどの画力の持ち主で
巡回中に何度か、
ビクッとして飛びあがってしまうほど
迫力がありました
今まで美術館の中では経験がなかったことです

そこまでの腕があるにもかかわらず、彼はこう言っています
「マンガ家だから"絵画"を描いても仕方がない」と
展示物は始終、キャラクターの壁画を織り交ぜながらの
「宮本武蔵、最期の物語」を
オリジナルのストーリーで描いたものが並べられていました

きっと、彼は自身(マンガ家)としての立ち位置がキチンと分かっている人。
たぶん、彼が日本画家ならば
これほど絶賛されることもなかったのではないか?
そして、彼はそれゆえの謙虚さももっているように感じます
鉛筆で殴り書きしたようなレイアウト案を展示して
「ボクの直筆だから作品なのだ」とおごるようなこともしていない
この展示会の為にマンガを描き
この展示会の為に壁画を描き作品としている

人は大抵(20代〜40代はとくに)
自分は何をやっても出来ると思い
自身を枠にはめることを嫌います

しかし彼は自分の身を置く場所(枠)を定め
そこだけ卓越させることに集中している
展示の最後には
展覧会に訪れた人がメッセージを残すスペースが設けられていて
(それこそがまた大衆の意見を必要とするマンガ家ならではの発想だとも思う)
そこには「感動した」「スゴイ」などのコトバが並ぶ。
彼の絵から気迫や真剣さ、強さが伝わり
このように多くの人の心を揺り動かしているのは
そこの意識からではないかと思うのです

最後のマンガ展.jpg

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 「最後のマンガ展 大阪版」レポート

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://115.146.2.15/cmt/mt-tb.cgi/265

コメントする

携帯用QRコード

携帯サイト用QRコード
このQRコードから携帯サイトをご覧いただけます

About me

プロフィール画像
制作部として出版のレイアウトを手掛けています。人・モノ・場所。いろんな「お尻(知り)あい」で私はいろいろ変化する。賢くなったり、衝撃をうけたり、ホッコリしたり、ときめいたり……そんな「お尻あい」を紹介していくブログです。

Calendar(カレンダー)

Add Clips(アドクリップ)